職員紹介
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- 阪野崇人
- 2011年入庁
緑政土木局 道路建設部道路建設課 橋梁整備係
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- 濵口陽一
- 2018年入庁
緑政土木局 道路建設部道路建設課 橋梁整備係
PROJECT STORY / 01
入庁後初の現場!
市民の期待を背負い、挑んだ橋梁工事
中川運河に架かるひときわ目を引く朱色のアーチ橋。この中川橋が完成したのは1930年。名古屋市内でも数少ない形式の橋梁で、土木学会の歴史的鋼橋にも選定された、価値のある建造物だ。2011年、80年の時を経て改築工事のプロジェクトがスタートした。長年市民に愛されてきた、いわば地元のランドマーク的な存在である中川橋を再利用し、他の部分を新しくするという名古屋市では初めての工事。このプロジェクトに関わった2人の技術者に、その工程を振り返ってもらった。
2019年9月現在、仮橋の撤去作業と護岸工事を行っており、2020年度末には完了する予定である。完成時には片側2車線の道路に歩道もできる。
阪野「今、こうしてきれいに塗り替えられた橋を見ると、達成感を感じますね。仮橋の設置から始まり、仮橋への交通の切替、橋の移動、橋台の構築、そして橋を戻し、さらに拡幅に伴う新たな橋桁の架設、本線の開通と、プロジェクト全体を通して管理する仕事に携われたのは市役所ならではです。少しずつ形になっていく工程をすべて自分の目で確かめられるんですから、やりがいは大きいですよ」。
それ以上に嬉しかったこともあったとか。
阪野「歴史のある橋ですから、工事中に市民の方たちに向けて現場見学会を開催しました。その時に市民の方からの『頑張ってください!』の言葉に、とても励まされました。市役所の仕事って、市民の方とこんなに距離が近いんだと、あらためて実感しました」。
中川橋について地元の人から、多くの思い出話しを聞いたという濵口。
濵口「昔の写真も見せてもらいました。橋のある風景がこの先も語り継がれていくんだと思うと、本当にやりがいのある仕事だなと思いましたね」。